turboR upgrade board
2024.08.23
📢 緊 急 入 荷 ‼
CHIPART様 ご製作の『MSX turboR upgrade board
for SONY MSX2+』を通販サイトにて販売再開!https://t.co/FMg2vFE6yh pic.twitter.com/sXgv3Phvhg
— BEEP (@BEEP_SHOP) August 23, 2024
3ロット目の販売が開始されました。
現時点では通販はすでに品切れとなっています。ご購入して頂いた方ありがとうございます。
店頭在庫は不明です。店頭と通販の割合も不明です。
前回の売り上げを全投入して作ったので、結構作ったつもりだったんですがそれでも即日無くなってしまったようです。
FPGAが予定通りEOLになったので、以降生産は無い・・・予定だったのですが、どうもFPGAの新品在庫はあるところにはまだ大量にあるようです。新品なのでそこそこお高いですが。
なのでまだ需要がありそうなら作れます。需要読めないんですよね。
このボード作るのにはスピードグレード5が必要なので、グレード4はアリエクとかに安く大量にあるんですが(本物が届くとは限らない)、グレード5は滅多なく、中古在庫は4をリマークしたものだったりしてまったくもって信用ならないんですよね。真贋判定はほぼ確実にできますが、ハズレ引いたときに返品できるとも限らないんですよね。
turboR upgrade board
2024.05.16
サークル CHIPART様より
「MSX turboR upgrade board for SONY MSX2+」
▽ 通販サイトでも販売開始しました!https://t.co/FMg2vFE6yh
HB-F1XDJ/XV を turboR相当に
アップグレードできるスーパーアイテム! pic.twitter.com/iAfT48THQJ
— BEEP (@BEEP_SHOP) May 16, 2024
ついに発売することができましたが、すでに品切れているようです。
こんな得体の知れないもの(しかも結構なお値段)を買っていただいた方、本当にありがとうございます。
次回出荷についてですが、今月末くらいには、若干数ですが追加出荷できる見込みです。本当に若干数です。初回出荷の半分程度です。
初回出荷予定の在庫でしたが、作る気力の問題でゴールデンウィーク中に完成しなかった分です。
次々回分については、mouserにFPGAを発注していますが、納期が11月末になっています。さすがにそこまで遅れる事は無いと思いますが、それなりに遅くなりそうです。そのころにはFPGAがEOLになっていますので、そこで終売になります。
※ちなみに今回の売り上げを突っ込んで追加で発注予定ですが、FPGAが1個1万円くらいするので、発注できる数は限られてます。見込みで数十個とかそんなリスクあることは無理です。
次々回分はFPGAを安く仕入れられた初回と違い、原価がかなり値上がりするので、もしかすると値上げになるかもしれません。生産数と為替レート次第です。
試作段階だとFPGA1個3000円しなかったんだけどなあ。spartan6とかで設計しておけばよかった。
Z80アクセラレーターボード そにょ2
2023.11.07
Z80アクセラレーターボード 2022.05.25
の続き。
いつの間にか1年半も経ってしまったわけだが。
地味~~~にゆっくりといじっているわけでリメイク4回目ボードが届きました。
リメイク3回目ボード+パッチで特に不具合も見えてないので、これで決まるといいなあ。
値段ね。いくらくらいが妥当なんだろうね。今FPGAが1万円するけど。
https://www.mouser.jp/ProductDetail/Xilinx/XC3S250E-5VQG100C?qs=rrS6PyfT74d3fj5EsctqEg%3D%3D
https://www.digikey.jp/ja/products/detail/amd/XC3S250E-5VQG100C/1956960
後日追記:2024:5:17
頒布開始しました。
http://d4.princess.ne.jp/blog/art/00035.html
の続き。
いつの間にか1年半も経ってしまったわけだが。
地味~~~にゆっくりといじっているわけでリメイク4回目ボードが届きました。
リメイク3回目ボード+パッチで特に不具合も見えてないので、これで決まるといいなあ。
値段ね。いくらくらいが妥当なんだろうね。今FPGAが1万円するけど。
https://www.mouser.jp/ProductDetail/Xilinx/XC3S250E-5VQG100C?qs=rrS6PyfT74d3fj5EsctqEg%3D%3D
https://www.digikey.jp/ja/products/detail/amd/XC3S250E-5VQG100C/1956960
後日追記:2024:5:17
頒布開始しました。
http://d4.princess.ne.jp/blog/art/00035.html
謎なHC-90用ボード
2023.03.08
まあヤフオクネタなわけだが、
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f1083716095
※画像はヤフオクから頂戴
なんか謎なボードがついてて気になってはいたんだけども得体の知れないものに5万越えは出せないなーということで諦め。
ものはHC-90(V)らしいく、(V)は1989年、(T)は1990年に出てるはずなので、オフィシャルなものであれば1989年~1990年に作られているはず?
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f1083716095
※画像はヤフオクから頂戴
なんか謎なボードがついてて気になってはいたんだけども得体の知れないものに5万越えは出せないなーということで諦め。
ものはHC-90(V)らしいく、(V)は1989年、(T)は1990年に出てるはずなので、オフィシャルなものであれば1989年~1990年に作られているはず?
FS-A1STの設計不良
2023.02.01
A1STのハードウェア設計にバグを見つけてしまいました。
IOリード機能を持つカートリッジを使用した場合、Z80モードだとバス競合が起きて漢字フォントが化けたり、最悪故障する可能性があったり(!)というネタです。
まずturboRのアドレスバスと/IORQ周りですが、こんな感じになっています。
ROMの容量とかはGT基準になっていますが、CSの使い方(S1990が出す)が違うくらいで基本的にはSTも同じ構成です。
着目すべきところは、
・漢字ROMもプログラムも同じROMに突っ込んである
・カートリッジスロットに接続されているアドレスバスは、それらのROMと同じである
というところです。
まずカートリッジスロット基準での漢字ROMのIOリードのバスサイクルを考えると、A0-7には漢字ROMリードのアドレス(第1水準なら0D9h)が出てきて、/IORQ=L、/RD=Lとなるはずです。
なので、この構成上、漢字ROMを読み込むときはIC22の下位アドレスは0D9h固定になるべきで、MAは8-19しか自由に使えないことになります。
かなりトリッキーなROMマッピングをすればそれでもギリギリ回避できそうにも思いますが、実際にはそんな挙動をしているわけではなく、普通に連続アドレスに漢字フォントは格納されています。
※ちなみにIOアクセス時のA8-A15はZ80の隠れ動作として、CもしくはAレジスタが出力されるので、互換性を考えると上位bitも自由に使えません。
というわけで、実際に漢字ROMをIOリードする場合、MAにはIC22の漢字フォントが格納されているアドレスが出力されます(S1990が出力する)。
もちろん、カートリッジバスからもそのアドレスが見えます。
では次に/IOQRの動作ですが、こちらZ80モードの場合、T9769C(=Z80)の/IORQがそのままカートリッジスロットに出力されます(注:後述あり)。
なので、/IORQ=L、かつ、アドレスは嘘、という状態になります。/RD=Lも出力されます。
つまり、アドレス0D9hを読み込んだにもかかわらず、カートリッジスロットにはまったく別のアドレスのIOリードリクエストが発行されることになります。ですので、IOリード機能を持つカートリッジが繋がっていると、場合によってはバス競合が発生してデータ化けなどが起きます(実機確認済み。カートリッジ側の駆動能力によっては起きない)。
どのアドレスが競合するかは、読み出す漢字(FONTのアドレス)によります。実質的には一文字分のアクセスで32byte読み出すので、32回異なるアドレスをROMから読み出すため、連続32アドレスのどこかに被れば競合しますし、文字によりアドレスの上位bitも異なりますので、高確率で競合します。
ではなぜSTだけで起きて、GTでは起きないかという話ですが、先に書いた「注:後述あり」の個所になります。
GTの場合はT9769C→カートリッジの/IORQの間にマスク回路が入っており、0D8h~0DFhはカートリッジスロットには/IORQを発行しないように修正が入っています。
つまり、GT設計時点ではPanasonicはこの問題を認識しており、対処したということになります。バス競合により故障の原因と成り得ますがSTはリコール等はされていないと記憶しています。
なので、GTは外付け漢字ROMが使用できません。
というか、STはほとんど使ったことがなかったので、ごく近年までturboRは外付け漢字が使えないものだと思っておりましたが、実は外付け漢字ROMが使えないのはGTだけだったようです。
あー、ちなみにMSXとは全く関係ない別件ですが、Panasonicは設計不良が原因の故障であってもよほどクリティカルなものでない限りそれを認めないみたいですよ。保証期間過ぎたあとであればたとえ設計不良であっても有償修理と言われます(実績あり)。
IOリード機能を持つカートリッジを使用した場合、Z80モードだとバス競合が起きて漢字フォントが化けたり、最悪故障する可能性があったり(!)というネタです。
まずturboRのアドレスバスと/IORQ周りですが、こんな感じになっています。
ROMの容量とかはGT基準になっていますが、CSの使い方(S1990が出す)が違うくらいで基本的にはSTも同じ構成です。
着目すべきところは、
・漢字ROMもプログラムも同じROMに突っ込んである
・カートリッジスロットに接続されているアドレスバスは、それらのROMと同じである
というところです。
まずカートリッジスロット基準での漢字ROMのIOリードのバスサイクルを考えると、A0-7には漢字ROMリードのアドレス(第1水準なら0D9h)が出てきて、/IORQ=L、/RD=Lとなるはずです。
なので、この構成上、漢字ROMを読み込むときはIC22の下位アドレスは0D9h固定になるべきで、MAは8-19しか自由に使えないことになります。
かなりトリッキーなROMマッピングをすればそれでもギリギリ回避できそうにも思いますが、実際にはそんな挙動をしているわけではなく、普通に連続アドレスに漢字フォントは格納されています。
※ちなみにIOアクセス時のA8-A15はZ80の隠れ動作として、CもしくはAレジスタが出力されるので、互換性を考えると上位bitも自由に使えません。
というわけで、実際に漢字ROMをIOリードする場合、MAにはIC22の漢字フォントが格納されているアドレスが出力されます(S1990が出力する)。
もちろん、カートリッジバスからもそのアドレスが見えます。
では次に/IOQRの動作ですが、こちらZ80モードの場合、T9769C(=Z80)の/IORQがそのままカートリッジスロットに出力されます(注:後述あり)。
なので、/IORQ=L、かつ、アドレスは嘘、という状態になります。/RD=Lも出力されます。
つまり、アドレス0D9hを読み込んだにもかかわらず、カートリッジスロットにはまったく別のアドレスのIOリードリクエストが発行されることになります。ですので、IOリード機能を持つカートリッジが繋がっていると、場合によってはバス競合が発生してデータ化けなどが起きます(実機確認済み。カートリッジ側の駆動能力によっては起きない)。
どのアドレスが競合するかは、読み出す漢字(FONTのアドレス)によります。実質的には一文字分のアクセスで32byte読み出すので、32回異なるアドレスをROMから読み出すため、連続32アドレスのどこかに被れば競合しますし、文字によりアドレスの上位bitも異なりますので、高確率で競合します。
ではなぜSTだけで起きて、GTでは起きないかという話ですが、先に書いた「注:後述あり」の個所になります。
GTの場合はT9769C→カートリッジの/IORQの間にマスク回路が入っており、0D8h~0DFhはカートリッジスロットには/IORQを発行しないように修正が入っています。
つまり、GT設計時点ではPanasonicはこの問題を認識しており、対処したということになります。バス競合により故障の原因と成り得ますがSTはリコール等はされていないと記憶しています。
なので、GTは外付け漢字ROMが使用できません。
というか、STはほとんど使ったことがなかったので、ごく近年までturboRは外付け漢字が使えないものだと思っておりましたが、実は外付け漢字ROMが使えないのはGTだけだったようです。
あー、ちなみにMSXとは全く関係ない別件ですが、Panasonicは設計不良が原因の故障であってもよほどクリティカルなものでない限りそれを認めないみたいですよ。保証期間過ぎたあとであればたとえ設計不良であっても有償修理と言われます(実績あり)。