Z80アクセラレーターボード
2022.05.25
HB-F1XDJをパワーアップしようという妄想です
パナ2+はカスタム(T9769C)で固められててあまりいじれないのですが、SONY機はZ80がそのまま載ってるのでいろいろいじりやすい機体ですね。
今ではZ80Aに比べて高速なFPGAが安価で容易に手に入ります(入荷待ち状態続いてて容易じゃないけどな)。
そこで、Z80を取り払ってそこに付くアクセラレーターボードを作れないかなという妄想です。
まず真っ先に思いつくのがとりあえずクロックアップですが、色々検証した結果XDJのメインボードはクロックアップ耐性が非常に低いということがわかってます(動いても1.5倍速程度)。
というかそもそもクロックアップなんて定格外動作ですし、貴重な(?)マシンにそんなことしたくありません。
なので、手段としては、アクセラレーターボードにDRAMも載せて、FPGA(Z80)とDRAM間のみ高速アクセスさせて、外部(XDJ本体=外部スロットやIO)にはウェイトを入れて正規タイミングで動かしてしまおうとなります。
今のFPGAであれば高速クロックでも容易に動きますし、ALUのバス幅を増やして命令のステート数を削減することも可能です。
こうすることでXDJ側は一切定格外の高速動作などさせる必要なく高速化が可能です。
アクセラレーターボードでDRAMを持ち、かつ、高速アクセスするとなると当然アクセラレーターボード側にスロット選択レジスタを持つ必要があります。
すると付随的にBIOS ROMなども乗っ取りが可能になりますので、ROMアクセスも高速化することができます。
そもそもBIOS ROMをDRAMにコピーして動かせば、DRAMのページモードアクセスの恩恵でさらに高速化することができます。だいたいZ80@3.58MHz比で12倍速くらいで動かせますね。
という、なんかどこかで聞いたことあるような仕様になりますね。ええ、妄想ですが。
ところで、turboRのプライマリーマッパーを4MByteにすると微妙な不具合が色々あります。
・DOS2カーネルがプライマリー4MByteにするとDRAMモードセグメント確保処理にバグがあって起動しない
・そもそもDOS2のマッパーサポートルーチンの仕様が1SLOTあたり255セグメント(256ではない)しか扱えないので、DRAMモード使用セグメントと不整合する
ちなみにこれはプライマリー以外でもそうなので、4MByteマッパーは最後の1セグメント使われません
・MSX-Viewが1MByteまでしか動かない(なんとパナマッパーのDRAMマッピング機能を使っている)
当事は4MByteとか検証すらされてなかったんでしょうね。
後日追記:2022/07/31
もう少し詳しい詳細はこちら
http://d4.princess.ne.jp/msx/other/xdjodp/
パナ2+はカスタム(T9769C)で固められててあまりいじれないのですが、SONY機はZ80がそのまま載ってるのでいろいろいじりやすい機体ですね。
今ではZ80Aに比べて高速なFPGAが安価で容易に手に入ります(入荷待ち状態続いてて容易じゃないけどな)。
そこで、Z80を取り払ってそこに付くアクセラレーターボードを作れないかなという妄想です。
まず真っ先に思いつくのがとりあえずクロックアップですが、色々検証した結果XDJのメインボードはクロックアップ耐性が非常に低いということがわかってます(動いても1.5倍速程度)。
というかそもそもクロックアップなんて定格外動作ですし、貴重な(?)マシンにそんなことしたくありません。
なので、手段としては、アクセラレーターボードにDRAMも載せて、FPGA(Z80)とDRAM間のみ高速アクセスさせて、外部(XDJ本体=外部スロットやIO)にはウェイトを入れて正規タイミングで動かしてしまおうとなります。
今のFPGAであれば高速クロックでも容易に動きますし、ALUのバス幅を増やして命令のステート数を削減することも可能です。
こうすることでXDJ側は一切定格外の高速動作などさせる必要なく高速化が可能です。
アクセラレーターボードでDRAMを持ち、かつ、高速アクセスするとなると当然アクセラレーターボード側にスロット選択レジスタを持つ必要があります。
すると付随的にBIOS ROMなども乗っ取りが可能になりますので、ROMアクセスも高速化することができます。
そもそもBIOS ROMをDRAMにコピーして動かせば、DRAMのページモードアクセスの恩恵でさらに高速化することができます。だいたいZ80@3.58MHz比で12倍速くらいで動かせますね。
という、なんかどこかで聞いたことあるような仕様になりますね。ええ、妄想ですが。
ところで、turboRのプライマリーマッパーを4MByteにすると微妙な不具合が色々あります。
・DOS2カーネルがプライマリー4MByteにするとDRAMモードセグメント確保処理にバグがあって起動しない
・そもそもDOS2のマッパーサポートルーチンの仕様が1SLOTあたり255セグメント(256ではない)しか扱えないので、DRAMモード使用セグメントと不整合する
ちなみにこれはプライマリー以外でもそうなので、4MByteマッパーは最後の1セグメント使われません
・MSX-Viewが1MByteまでしか動かない(なんとパナマッパーのDRAMマッピング機能を使っている)
当事は4MByteとか検証すらされてなかったんでしょうね。
後日追記:2022/07/31
もう少し詳しい詳細はこちら
http://d4.princess.ne.jp/msx/other/xdjodp/
コメント一覧
裕之 - 2024年05月09日 21:07
エミュの再現度次第ですね。個別のエミュの動作についてはお答えしかねます。
くら - 2024年05月07日 07:09
tRエミュレーターから、吸い出せるのかな?
裕之 - 2024年03月29日 21:58
互換性のことを考えるとGT実機から吸い出したBIOSがあったほうが良いですが、なくても一応使えます。
くら - 2024年03月24日 11:02
GT実機からBIOSを吸いとらなければいけないと、言う事ですか?
裕之 - 2024年03月23日 04:56
PCMをなんとかすれば一応動きますが、内蔵ソフトのデジトークツール(というか内蔵ソフト全般)を動かすのであれば、実行/取消キーをなんとかしないと残念ながら事実上実用にはなりません。
くら - 2024年03月22日 07:46
PCM関連のサブボード又は、カートリッジを作ればデジトークツールを動作させる事が出来るのですか?
裕之 - 2024年03月17日 03:42
一番のネックになるFPGAが10個くらい手元にあるので、おそらくそのくらいの数は数か月以内に出せると思います。
追加生産はFPGAが入手できたらですね。
販売チャネルは未定ですが、委託を考えると某Bとか某Bとか某Kとかになるかなと思います。
お値段も未定ですが、このボード+XDJを買ってもST買うよりは安くしたいです。
追加生産はFPGAが入手できたらですね。
販売チャネルは未定ですが、委託を考えると某Bとか某Bとか某Kとかになるかなと思います。
お値段も未定ですが、このボード+XDJを買ってもST買うよりは安くしたいです。
くら - 2024年03月12日 02:41
ありがとうございます。
発売は、いつ頃ですか?
発売は、いつ頃ですか?
裕之 - 2024年03月08日 20:49
スロットマップはturboR仕様と一致しますので、MSX-MUSICは#0-2に移動します。
GT/STと異なる箇所は、MSX-JEが#0-3のままとなりますが、こちらはturboRの仕様としては定義されていないです。
GT/STと異なる箇所は、MSX-JEが#0-3のままとなりますが、こちらはturboRの仕様としては定義されていないです。
くら - 2024年02月24日 21:19
メモリーマッブは、どのようになっているのでしょうか?SFG-05を持っているのでMSX-MUSICのROMを0番スロットに移動していますもらえると嬉しいです。
くら - 2023年12月18日 12:40
色々とありがとうございます、デジトークツールに興味があったので差し支えなければ、機能を搭載して頂ければ嬉しいです。または、こっそり教えて下さい..笑
後は、コストですね
後は、コストですね
裕之 - 2023年12月16日 14:45
DOSバージョンは2.31になります。
ご察しの通り、取消キーと実行キーがないので、実質的にワープロは使えません。
ちなみに実行取消がないと終了すらできないので、動画ではリセットしてますね。
物理的にどうやってキーをつけるかはともかく、回路的には簡単に増設できますが、まあ今更内蔵ワープロ使うこともないかなと思います。
デジトークツール(というかPCM全般)は一応IOとして存在しますので、再生してもなにも鳴らないだけでソフトとしては動きます。録音も無音になるだけです。
一応ボード上は簡易音声出力はあるので、本体側とのMIX回路をつければ鳴らせないことはないです。
MIDIについてはおそらくμPACKは動作します。ただ、そもそもμPACKは微妙にGT互換ではないので、そのあたりはST+μPACKと同じ動きになります。
開発は(コスト以外)順調です。プロトタイプの動作確認協力にご興味があればメールください。
ご察しの通り、取消キーと実行キーがないので、実質的にワープロは使えません。
ちなみに実行取消がないと終了すらできないので、動画ではリセットしてますね。
物理的にどうやってキーをつけるかはともかく、回路的には簡単に増設できますが、まあ今更内蔵ワープロ使うこともないかなと思います。
デジトークツール(というかPCM全般)は一応IOとして存在しますので、再生してもなにも鳴らないだけでソフトとしては動きます。録音も無音になるだけです。
一応ボード上は簡易音声出力はあるので、本体側とのMIX回路をつければ鳴らせないことはないです。
MIDIについてはおそらくμPACKは動作します。ただ、そもそもμPACKは微妙にGT互換ではないので、そのあたりはST+μPACKと同じ動きになります。
開発は(コスト以外)順調です。プロトタイプの動作確認協力にご興味があればメールください。
くら - 2023年12月15日 21:29
デジトークシステムは、どうなるのでしょうか?
MIDIは、µパックをつなげれGTと同じ様になるのですか
MIDIは、µパックをつなげれGTと同じ様になるのですか
くら - 2023年12月14日 23:26
この場合、DOSのバージョンはいくつに、なるのでしようか?2.31
ワープロ時のキーボードですが、取消しと実行キーがありませんかけど
ワープロ時のキーボードですが、取消しと実行キーがありませんかけど
裕之 - 2022年11月12日 14:40
コメント遅くなってしまいすいません。
XVで動作しないというか、個体差による相性が出ることが確認されていますが、改善に向かってます。
発売は少なくともFPGAが潤沢に入手可能になってからです。
ちなみに、mouserの入荷予定は現時点で23年4月になっています。
半導体不足でFPGA等が以前の数倍まで値上がりしており、現在の半導体相場であれば普通にA1STが買える値段になってしまうので、半導体が以前のように「安く潤沢に」入手できるようになるまで現実的な値段では販売できないです。
XVで動作しないというか、個体差による相性が出ることが確認されていますが、改善に向かってます。
発売は少なくともFPGAが潤沢に入手可能になってからです。
ちなみに、mouserの入荷予定は現時点で23年4月になっています。
半導体不足でFPGA等が以前の数倍まで値上がりしており、現在の半導体相場であれば普通にA1STが買える値段になってしまうので、半導体が以前のように「安く潤沢に」入手できるようになるまで現実的な値段では販売できないです。
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