iMPACT用ケーブルの作成

XilinxのPLDへのダウンロードは、iMPACTというソフトを使用します。
ダウンロードケーブル(parallel cable III?)のたぶん互換ケーブルの作成です。
ちなみに、ここで作成するケーブルは信号レベルが3.3Vです。
3.3Vデバイスには問題ありませんが、2.5Vデバイスにはそのままは使えませんので、気をつけて下さい。


・まず作成
まずは、回路図
とりあえずこんな感じで動きます。

写真のだと、PCのパラレルと直接繋いで、ACアダプターから電源供給、JTAG端子からPLDへのダウンロードをします。
ケーブルが短いって?
パラレル延長ケーブルっていう珍しいものを使ってるんで大丈夫です。
もちろん、普通に使うんだったらJTAGコネクタまではそれなりの長さがあった方が便利ですが、バッファからJTAGコネクタまでは、あまり長くしない方が良いと思います。
実際、xilinx純正のparallel cableは、パラレルポート→バッファ間のケーブルが長く、バッファ→JTAGコネクタまでは短いケーブルです。
しかし、この構成だとバッファ基板が邪魔になるんですよね。まあ、パラレル延長でもコネクタが邪魔になるんですけど。

電源はACアダプターにしてみましたが、xilinx純正は、PS/2コネクタから取っていました。
写真を見ると、電源だけコネクターの変なところから線が出てますよね。。。。。なんでだろう。と、作ってから自分でも思いました(笑)
ちなみに、電源ケーブルがでてるのと反対側の穴には、電源LEDが埋め込んであります。

ちなみに、実際の制作ですけども、このようにコネクタ内部に全部納めてしまうと、使うときには確かに使いやすいのですが、それなりにハンダ付け技術が必要です。
穴あき基板に回路を作ったりすると、間違いなくコネクタ内には収まりませんので、全て空中配線でショートしないように作りましょう
自信がない人はマネをせずに外付けで回路を作りましょうね。無理にチャレンジすると、部品全てダメになりますよ。まあ数百円ですけど。

あとは、JTAGコネクタなんですが、Xilinx純正とは形もピン配置も違っています。
純正では2.54ピッチでは無いのと、電源なども一緒になってた(はず)ので、使いにくいかなーと思いこのようにしてみました。

市販の評価ボードなどを使う予定の人はXilinx純正のピン配置にしたほうが良いと思います。
自作オンリーって人は、2.54ピッチの方が便利じゃないかな?

完成写真


・設定
上記で完成ですが(何も説明してないけど)、デバマネのプリンタポートを下記設定にしないと、正常にiMPACTが動かない場合が有るようです。後で困らないために設定しておきましょう。

以上で、iMPACT用ケーブルの作成は終わりです。

次は、ISEの使い方へどうぞ。

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裕之  
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