2015/7/26 16:48 |
アーケード筐体の基板なんてものをふらっと入手してみました。 SEGAのRINGEDGEという基板です。 ![]() ちなみに自分の常識ではこれは基板ではなく本体だと思うんですがゲーセン業界では昔の名残で基板と呼ぶらしいです。 ![]() 中身はこんな感じ。基本的に普通のPCに見えます。実際の所スペックを見ても解るとおりどうみてもAT互換機です。 マザーボードはMS-9667というものと同じようですが、刻印は無いです。 他所様ですが、 SEGA RINGEDGE MOTHERBOARD INSIDE PICTURES ASSEMbler - Home of the obscure http://assemblergames.com/l/threads/sega-ringedge-motherboard-inside-pictures.46424/ に同じ物のMSI刻印入りのものの写真がありました。 回路図もそこらに落ちてるので適当に参考になるでしょう。 ![]() 背面も基本的に普通のPCなんですが、DIP-SWとか電源出力とかちょっと珍しい物が付いてます。 昔のPCは普通に本体にDIP-SWが付いててクロックスピードとか切り替わりましたが・・・・ ![]() これらのボードはEXIO01という端子に繋がっています。MSIマザーはJLPT2と刻印されてるようですが、パラレルとCOM4のコンボ端子のようです。 ![]() そしてその先に繋がってるのがこのボード。実際の稼働時にはここにkey-CHIPを繋いでライセンス認証するらしいです。 あと、コンパネはここのUSBのようなJVSという端子に繋がります。物理的規格はUSBと同じですが中身は別物の模様です。 JVSの仕様は「JAMMA VIDEO規格」ってのを探すと見つかります。 JVSの電気的仕様はRS-485らしいですね。 主要部品は写真の通りで、後はバッファとかですね。 ・DS485 RS-485/RS-422 Multipoint Transceiver JVS用でしょう。 ・R5F21262 R8 1chip CPU ・DS2460 EEPROM内蔵SHA-1コプロ ・MAX7312 SMBus/I2C PIO key-chipとの通信は割と面倒な処理してそうですね・・・。 key-chipは手に入らないから解らないのです。 あと、SSDはドライブが暗号化されているので、単純に他のPCに繋いでも読み取れません。 BIOSが専用品のようなので、起動時に暗号化を外しています。 NTFSが2パーティションと、拡張パーティション(中身不明)の基本3パーティション構成です。 NTFS一つ目はRINGEDGEのシステムが立ち上がります。当然ですがkey-chipが無いのでエラーで止まります。 2つめはシステムアップデートが走ります。たぶんRINGEDGE自体のアップデートと思われます。もしかしたらゲームのインストールもこっちかも? 拡張パーティションの中身が全く不明です。key-chipのキーを使って復号してるんでしょうか。 ちなみにNTFSパーティションは暗号解除して別PCに丸コピーしても、RINGEDGEのシステム読み込みが始まった直後にエラーでて止まりますね。 まあ当たり前のような気もしますが・・・。 とりあえず(たぶん)インストール済みのゲームくらいなんとか起動しないかなと思ったんですがなかなか難しいようです。 |