EeePC 4G-XUにSSDを増設する
EeePC 4GPIが安かったので買ってみました。
というわけで、とりあえず定番中の定番ですが、EeePC 4GにSSDを増設してみました。
まあ、他webでも色々情報はありますんで、特に自力でなんかしたとかって事は無いんですけどね。
EeePC 4Gの構造としては、元々、オンボードで4GByteのSSDが搭載されています。
その他、FLASH CONと書かれたMini-PCI Expressコネクタが搭載できる空きパターンがあるので、
そこにコネクタを付けることで、市販のEeePC 701用などのSSDが乗ります。
ちなみにここに乗るコネクタは、国内メーカーだと、
航空電子(JAE)のMM60-52B1-E1-R650など。実装高5.9mmでも余裕です。
JAEの物は入手できなかったので、海外メーカー(メーカー不明)の互換品を使いました。
まあ国内だと個人では入手不可とか書いてるwebもあるけど、秋葉原くまなく探してみて下さい。普通に売ってます。
ちなみに通販でも1個から買えます。このくらい探せれない人は諦めた方が良いと思いますよ?シロウトさんには敷居は高いです。
ってか一度失敗しましたけどね!このコネクターは構造上、コネクタ裏側まで端子がでているので、一旦ブリッジしてしまうと、
状況によっては修正は非常に困難で、一旦コネクターを外して付け直しになりますから。
一発で付けばそれなりに簡単、ちょっとでもミスったときの修正難易度はけっこう高いです。
これが空きパターンにコネクタを乗せてみた様子。
ちなみに、一本飛んでるジャンパーは、増設したSSD側をマスターに設定する為のもの。
この辺の動作理論については後ほど。
あとは、反対側の固定用ネジ。
これに関しては他のwebとかを見ても良い方法が無かったので適当に対策を。
本来ならきちんとMini-PCI Express用の固定ネジを入手出来ればいいんだけどねえ。
とりあえずはネジ径1.2mmのネジがボード上の穴にちょうど通るので、それで固定しています。
長さは5mmを使っていますが、ちょっと短い感じ。あと1〜2mm長い方が使いやすいかもしれません。
で、これが乗った様子。
なにげにASUS純正。Eee PC 900のをちょろまかしてきました。
まあ、改造としてはこんな感じです。
というわけで技術的な話。
このFLASH CONと書かれているコネクタのパターン、見た目はmini PCI Expressなんですが、
実際には全くの別物で、USB / PATA / SATAの信号が出てきているようです。
ピンアサインについてはあっちこっちのwebから情報を集めたとおり、下記らしい。あくまでらしい。
詳細に検証はしてないんで間違ってても保証はしません。でも間違ってたら教えてくれると嬉しいですが。
Eee PC FLASH CON pin assign
1 | PATA DD0 | 2 | PATA DD15 |
3 | PATA DD1 | 4 | GND |
5 | PATA DD2 | 6 | PATA DD14 |
7 | PATA DD3 | 8 | PATA DD13 |
9 | GND | 10 | PATA DD12 |
11 | PATA DD4 | 12 | PATA DD11 |
13 | PATA DD5 | 14 | PATA DD10 |
15 | GND | 16 | PATA DD9 |
キーウェイ |
17 | PATA DD6 | 18 | GND |
19 | PATA DD7 | 20 | PATA DD8 |
21 | GND | 22 | PATA RESET# |
23 | SATA TX- | 24 | PATA DIOW# |
25 | SATA TX+ | 26 | PATA CSEL |
27 | GND | 28 | PATA PATA DIOR# |
29 | GND | 30 | PATA PATA DMAACK# |
31 | SATA RX- | 32 | PATA DMARQ |
33 | SATA RX+ | 34 | GND |
35 | GND | 36 | USB D+ |
37 | PATA DA0 | 38 | USB D- |
39 | PATA DA1 | 40 | GND |
41 | PATA DA2 | 42 | PATA IORDY |
43 | N.C. | 44 | PATA INTRQ |
45 | PATA PDIAG# | 46 | PATA CS0# |
47 | 3.3V | 48 | PATA CS1# |
49 | 3.3V | 50 | GND |
51 | 3.3V | 52 | PATA DASP# |
信号種類毎に色分けをしてみました。
内部構造としては、マザーボード見えには、IDEセカンダリチャンネルに、
オンボードSSDとFLASH CONのSSDが繋がっていて、マスタースレーブはCSELの設定が有効になるようです。
デフォルトでは、オンボードのCSELがプルダウンされていてマスターに、FLASH CONのCSELがプルアップされているので、
オンボードのCSEL(ジャンパー設定)と、FLASH CONのCSEL(これもジャンパー設定)をすることで、マスタースレーブを入れ替える事ができます。
SATAに関しては、SATA SSDを持っていないので解りませんが、おそらくIDEプライマリチャンネルに接続されるのでしょう。
感想、要望、バグ報告、その他何かありましたら、メールもしくは掲示板にてご連絡ください。
裕之
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